森 孝時氏のコラム
第233回 「あと56日間、残り672レース」
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今年も旭川ナイトレースが開幕しました・・・と書けるのも、残念ながらこれが最後のようです。既に発表されている通り、来年からのホッカイドウ競馬は主催こそ変わらず「北海道」のままですが、馬産地が主体となって組織される「社団法人 北海道軽種馬振興公社」が委託を受ける形で行われることになります。
それに伴って開催の中心は門別競馬場へと移され、来年からは門別競馬場でナイトレースが行われる予定になっています。そしてそれを受けて、旭川競馬場での競馬開催が無くなってしまいます。全国で唯一、ばんえい競馬と平地競走が開催されてきた競馬場は、2006年にばんえい競馬のレースを失い、そして2008年をもって平地競走も終了となり、実質的には1975年からの長い歴史に幕を下ろすことになるのでしょう。
旭川競馬の開催期間はあと56日間、残り672レース。そう聞くと数としては多く感じます。でも旭川競馬場の33年という歴史から考えれば、それはわずかな時間と言えるでしょう。そう、まるでカウントダウンのように、1つずつレースが行われていくのです。

旭川競馬で18ある重賞競走(うち交流重賞が3つ)のうち、前開催で北海優駿(H1:本年勝馬はボク)とステイヤーズカップ(H1:本年勝馬はカオリノーブル)が行われましたから、残りは16となりました。
来週、6/19に行われる北海道スプリントカップ(Jpn III)。去年と今年は旭川で行われます。去年はアグネスジェダイが連覇を飾りました(アグネスジェダイは札幌と旭川の2つの競馬場で同重賞を勝ったことになります)。今年もアグネスジェダイが参戦を予定していて、3連覇を目指して闘うことになるわけですね。
そして7/8に行われるのが、ホッカイドウ競馬所属の2歳馬のレベルの高さを証明するレース、栄冠賞。歴代勝馬にはオリオンザサンクスやエンゼルカロといった名前が並ぶレースだけに、今年行われるレースにも期待が集まります。
また8/14にはブリーダーズゴールドカップ(Jpn II)が行われます。古くはカリブソングやライブリマウント(懐かしいっ!)、そしてウイングアローやイングランディーレ、タイムパラドックスといった馬達が、真っ先にゴール板に飛び込んだあのレースです。
そして旭川競馬場で行われる最後の重賞は、10/16の交流重賞、エーデルワイス賞(Jpn III)です。去年、あのマサノミネルバが勝ち、そして残念ながら引退戦となってしまったレースです。
このほかにも、フロイラインカップに華月賞に星雲賞、リリーカップ、イノセントカップ、王冠賞、ブリーダーズゴールドジュニアカップ、ノークイーンカップ、フローラルカップ、サンライズC、道営スプリント、瑞穂賞といった重賞競走が行われるわけですが、とにかくカウントダウンの数字は残り672なわけです。

672分の12、いや、そのうちの3でも4でもいいです。ぜひ、旭川競馬場の本場へと出かけてください。あのカクテル光線に照らされる中で走る馬達をみてください。そして、その場所を記憶してください。あの古き良き競馬場を強く強く目に焼き付けてください。
重賞競走だけでなく、どんな条件のレースでも、きっと白熱した展開の良いレースとなってくれるはずです。672分の1でも2でも、あなたの記憶に残るレースがあれば、きっと旭川の高台にある競馬場も、本望だと言ってくれるでしょう。

あと56日間、残り672レース。どうか旭川競馬場での温かいご声援、宜しくお願いいたします。

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